クリスチャントゥデイに対する「声明」は「改ざん」の結果?

連日、「森友問題」がニュースで騒がれておりますね。

ここまでの報道は「保守本流」を是とする私には、いささか「食傷気味」です(だから、もういい加減して 苦笑)。

とはいうものの、この森友問題をとおして学ぶべきところはありますね。
それは意思決定プロセスの中で「文書改ざん」があったかどうか、ということです。
d0389123_10531707.jpg
(日刊ゲンダイ「確認印のないページ混在「森友文書改ざん」決定的証拠か」


これは証拠が残ります。残った文書を比較する。これなら誰でも「証拠で納得する」ことになります。

さて、日本で最大のプロテスタント教会は「日本基督教団」というところです。
(プロテスタント諸教派を太平洋戦争の時に「時局」を理由に無理やり合同して作られました。

創立の「見るとヤバい」経緯はこちら:https://ja.wikipedia.org/wiki/皇紀二千六百年奉祝全国基督教信徒大会

その日本全国1700余りの教会を束ねる「最大規模」の「日本基督教団」の議長さまが、

日本のキリスト教系ネット新聞「クリスチャントゥデイ」ここが「零細企業」というのは「公然の秘密」wに対して「異端宣告」に等しい「声明」をあげたのは、今年(2018年)の1月でした。
「クリスチャントゥデイ」がいかに「零細企業」かわかるのはこちらの「訪問記」を:https://sinsochristiantoday.exblog.jp/26849195/

d0389123_11232351.jpg
(日本基督教団機関紙『教団新報』【第4875号】2018年1月27日発行)
http://uccj.org/wp-content/uploads/sinpou4875a.pdf

ところがこの議長閣下の声明」の「制定までのプロセス」が、「非常に怪しい」んです。

私が「再検証連絡会」をやっていた昨年は、いろんなところから「かなりヤバい情報リーク」を受けていたりしました。


昨年末くらいに、その「議長声明」の「草案」だとされるものを、捨てメールで受け取りました(これも情報リークなのかしら。情報元は「取材源の秘匿」としても追跡しようがありません。)。

この議長声明を決めるための会議が、昨年(2017年)10月にあったそうで、その時に会議で配られたものだということ「らしい」です。


d0389123_11351782.jpg
(日本基督教団の議長声明の「草案」とされるもの:匿名提供者より)

ちなみに、知人の日本基督教団の牧師は「それはオレが教区の知り合いから見せてもらったのと同じ文面だよ」と言ってました(知ってるなら教えてくれても良かったのに・・・)。
まあこれは匿名者からの提供でしたけど、この会議に出席したほかの牧師の先生は、この文書の「存在」は「知ってる」と理解してもいいんですよね?

それはいいとして、この二つ、かなり内容が違いすぎますよね?

____________________

※声明「草案」(2017年10月付)

クリスチャントゥデイなど張在亨牧師グループに関する声明(案)

年 月 日

日本基督教団総会議長 石橋秀雄

 日本基督教団は2008年6月、議長声明において、クリスチャントゥデイなど張在亨牧師グループに対する疑惑が解消されるまで、これらと一切の関係を持たないことを宣言した。

 2008年4月に、疑惑を指摘したキリスト教教職者等をクリスチャントゥデイが名誉毀損等で提訴した民事訴訟は、2013年11月2判決を得たが、その判決により、クリスチャントゥデイ側の主張に反して、クリスチャントゥデイを含む多数の団体・教会が張在亨牧師の影響下にある一体的なものであったことや、メンバーが消費者金融から借り入れをしながら団体・教会の活動を維持していた実態が明らかにされた。

 そして今年、 複数の脱会者との面談により、同グループ内において、張在亨牧師は再臨のキリストであるとの信仰に誘導する聖書講義が行われていた事実や、グループ内の人事命令を受けての過酷な集団生活と無賃労働が常態化していた事実を確認するに至った。

 現在のクリスチャントゥデイには、いわゆる福音派のキリスト教教職者等が多数関係しており、キリスト教メディアとして有意義な働きを担っていることを評価するとしても、かつて疑惑とされたことの多くが事実と確認された現在、日本基督教団は、クリスチャントゥデイなど張在亨牧師グループが異端信仰を基盤とした「隠された目的」を有しており、その活動は多数の青年たちに過酷な生活を強いてきたこと、また、すでにキリスト教界に多大な影響を及ぼしていることを深刻に憂慮せざるを得ない。

そこで、日本基督教団は、クリスチャントゥデイなど張在亨牧師グループに、また、宣教の御業のためにと、この組織に関わっている多くのキリスト者に、わたしたちの唯一の主イエスの御前で真摯な対話と検証を求める



※「現行」の声明(2018年1月27日付)

クリスチャントゥデイなど張在亨牧師グループに関する声明

 日本基督教団は2008年6月、議長声明において、クリスチャントゥデイに対する疑惑が解消されるまで、クリスチャントゥデイと一切の関係を持たないことを宣言した。

 2008年4月に、クリスチャントゥデイは、疑惑を指摘したキリスト教教職者を名誉毀損で提訴した。この民事訴訟の2013年11月判決において、この教職者の表現の一部に適切でない部分があったとされる一方で、クリスチャントゥデイを含む多数の関連団体・教会が張在亨牧師の影響下にある一体的なものであったことが明らかにされた。

 そして今年、かつて同グループ内において、張在亨牧師は来臨のキリストであるとの信仰に誘導する聖書講義が行われていた事実や、団体・教会の活動を維持するため、メンバーが消費者金融から借り入れをするように仕向けられたり、人事指示を受けて過酷な集団生活や無償労働をさせられていた事実などについて、複数の脱会者から証言を得た。

 このような事実があるにもかかわらず、現在のクリスチャントゥデイには、多数のキリスト教教職者等が取材を受けるなど関係しており、キリスト教界に多大な影響を及ぼしていることを、深刻に憂慮せざるを得ない。

 ゆえに日本基督教団は、クリスチャントゥデイなど張在亨牧師関係グループに対して、キリスト教として同一の線に立つことは出来ないとの判断を再確認する。

 2018年1月27日 日本基督教団総会議長 石橋秀雄

____________________


いくら「草案」でもこんなに「現行」と違うなんて、普通はあり得ないでしょ?

ほかの箇所も見ると、かなり入れ替わったり、内容が変わっていることがわかります。

たとえば「消費者金融」の話は「何年」のことなのかしら???


さらに最後の部分。

「真摯な対話と検証を求める」のと
「キリスト教として同一の線に立つことは出来ない」
姿勢としてかなり違うと思うんですけど。。。
いくら相手に異端疑惑があっても「対話と検証を求める」ならまだ理解できますが、「キリスト教として同一の線に立たない」ってのは「和解を説くキリスト教の精神」としてどうなのか?・・・
・・・とかの「マジメな疑問」も出て来るんでしょうが、素直に、私は次のように思います。

これは制定プロセスに何かがあった証拠ではないの?!

しかしまあ「バカでかい図体のキリスト教会」が束になって、「零細企業をイジメ」ているってことなのでしょうか?

そこらへんも詳しく聞いてみたいところですね。

[PR]
Commented by 山猫 at 2018-06-04 21:04 x
森友問題とも対比されて、わかりやすい解説をありがとうございます。世の中の政治家のなさることならまだしも、正義と公正に仕えるべき僕であるキリスト教会が文書改ざんとは、世も終末なのかなと感じてしまいます。
Commented by sinso_christianto at 2018-06-04 21:20
私としては「権力闘争とか勝手にやってろ」と思うんですが、悪評(たとえ真実でも真実でなくても)を垂れ流し、相手の人間の尊厳を貶める「いやらしいやり方」はやめてほしいですね。金と権力でやるなら、それだけでケンカをやれ、と思います。そっちの方が「潔い」ですから。
by sinso_christianto | 2018-08-16 10:46 | 評論(クリスチャントゥデイ裁判) | Comments(2)